2023年度Sセメスター:学術フロンティア講義「気候と社会」第7回
学術フロンティア講義「気候と社会」第7回目の講義は、進化・生態学理論がご専門の瀧本 岳教授(本学農学生命科学研究科・生圏システム学専攻)をお招きし、「生物多様性と気候変動」をテーマとして、現在進みつつある大量絶滅、あるいは生物多様性の減少要因を分析する中で、気候変動との関係について詳しく解説いただきました。 講義の主な論点は以下の通りです。 人新世と第6の大量絶滅 生物多様性の減少要因 気候変動、酸性雨、環境汚染などの影響の具体例とそのメカニズム 外来生物、乱獲などの影響と気候変動との関係 プラネタリー・バウンダリー
2023年度Sセメスター:学術フロンティア講義「気候と社会」第6回
学術フロンティア講義「気候と社会」第6回目の講義は、本学大気海洋研究所の伊藤進一教授から、「海洋生物資源への影響」をテーマとして、人類が海洋から受けている恩恵と、それに対して様々な形で現れている温暖化の影響について詳しく解説いただきました。 講義の主な論点は以下の通りです。 海洋生態系サービス 北西太平洋での十年スケール変動と魚種交替 温暖化の(直接的な)影響 水温以外の影響:貧栄養化、貧酸素化、酸性化 極端現象や汚染との複合効果 とるべき対応
イベント情報(共催)「IPCCシナリオ・ワークショップ報告会」を2023.5.30に開催します。
イベント情報(共催)「IPCCシナリオ・ワークショップ報告会」2023.5.30
2023年度Sセメスター:学術フロンティア講義「気候と社会」第5回
学術フロンティア講義「気候と社会」第5回目の講義は、同位体気象学の第一人者である芳村圭教授(本学生産技術研究所グローバル水文予測センター、宇宙航空開発研究機構地球観測研究センター・センター長)をお招きし、「気候と社会をつなぐ物質:水」をテーマに、気候変動に関する陸域水循環モデルについてお話しいただきました。 講義の主な論点は以下の通りです。 IPCC WGII報告書について 気候変動の影響の顕在化(豪雨、洪水、干ばつ、山火事等) 国内外の気象災害の事例 日本の洪水予報の法規制の動向 水文学的干ばつ 水循環・陸域モデリング研究を通じた地球システムモデル開発
2023年度Sセメスター:学術フロンティア講義「気候と社会」第4回
学術フロンティア講義「気候と社会」第4回目の講義は、海洋システムモデリング研究の第一人者である羽角博康教授(本学大気海洋研究所)をお招きし、「気候と海洋~人間活動による海洋の大規模変化」をテーマとして、地球システムの中で海洋が果たしている役割と、それに対する人間活動の影響について詳しく解説いただきました。 講義の主な論点は以下の通りです。 地球システムにおける海洋の位置づけ 海洋大循環のしくみ 海洋大循環の気候への影響 地球システム内での炭素循環における海洋のはたらき 生物を構成する主要な元素の地球規模のサイクルに対する人間の干渉