2023年度Sセメスター:学術フロンティア講義「気候と社会」第4回
学術フロンティア講義「気候と社会」第4回目の講義は、海洋システムモデリング研究の第一人者である羽角博康教授(本学大気海洋研究所)をお招きし、「気候と海洋~人間活動による海洋の大規模変化」をテーマとして、地球システムの中で海洋が果たしている役割と、それに対する人間活動の影響について詳しく解説いただきました。 講義の主な論点は以下の通りです。 地球システムにおける海洋の位置づけ 海洋大循環のしくみ 海洋大循環の気候への影響 地球システム内での炭素循環における海洋のはたらき 生物を構成する主要な元素の地球規模のサイクルに対する人間の干渉
2023年度Sセメスター:学術フロンティア講義「気候と社会」第3回
学術フロンティア講義「気候と社会」第3回目の講義は、大気海洋研究所の阿部彩子教授をお招きし、「地球史からみる気候の変動」をテーマに、地球システムモデリングに基づく気候変動現象解明について解説いただきました。 講義の主な論点は以下の通りです。 気候モデルにおける模擬実験による気候の仮説の検証 過去の気候の再現と将来における気候変化の予測 なぜ氷期や間氷期が繰り返されるのか? なぜ氷期中に急激な気候変化が繰り返されるのか? 地球システムモデリングでどこまで観測データを再現できるか?
2023年度Sセメスター:学術フロンティア講義「気候と社会」第2回
学術フロンティア講義「気候と社会」第2回目の講義は、気候科学の第一人者である江守正多教授(本学未来ビジョン研究センター教授、総合文化研究科広域科学専攻客員教授、国立環境研究所上級主席研究員)をお招きし、「気候変動問題の論争をどう見るか」をテーマに、論争の中で情報を見分ける重要性について解説いただきました。 講義の主な論点は以下の通りです。 地球温暖化の原因が人間活動によるCO2であることの論拠 客観的なデータに現れる気候危機 気候変動対策の世界的実情 信頼できる情報を見極めるリテラシー
2023年度Sセメスター:学術フロンティア講義「気候と社会」第1回
4月11日に学術フロンティア講義「気候と社会」が開講されました。本講義では、気候変動がもたらす社会への負の影響について、自然科学・社会科学・人文学といった分野横断的な視点から、各分野の第一人者である講師陣をお迎えし、オムニバス形式のトランスフォーマティブなサイエンス授業を展開していきます。 オンラインで実施された 第1回目の講義は、気候と社会連携研究機構の機構長である沖大幹教授(本学総長特別参与・大学院工学系研究科)から「気候変動と相互作環の学術を俯瞰する」をテーマに「気候と社会」を学ぶ重要性についてお話しいただきました。 講義の主な論点は以下の通りです。 なぜ気候と社会を学ぶのか? 温室効果ガスと気候変動に関する研究の歴史と現状 化⽯エネルギー利⽤へのパリ協定の含意 種々の社会経済シナリオと気候変動総費用 「最適な」気候変動対策について